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日本で低用量ピル、アフターピルが一般化しない理由

2019年11月12日

日本でピル、そしてアフターピルが一般化しない理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

ピルやアフターピルが一般化されない最も大きな理由として挙げられるのが、日本でピルが解禁された時期の遅さです。
ピルは言うまでもなく服用する事によって妊娠をほぼ確実に防ぐことが出来ますが、性病を防ぐことができません。
そのため解禁するとピルを服用しているからと性器同士を直接接触させることによって性病、とりわけ当時話題となっていたエイズを発症する人が多くなるのではとの懸念があったためピルの解禁が遅れました。

このため、未だに避妊は男性側のモラルに頼っている女性が多いのが現状です。
しかしこの男性のモラルに頼り切った避妊方法が常識化していることによって日本は先進国の中では中絶する件数がダントツで多くなっています。

一般に普及率が低い理由としてはさらに一般的な認知度自体が低いこともあります。
特にアフターピル自体の認知度がとても低いです。
ピルやアフターピルに関しては現在も学校の性教育で学ぶことはありません。
存在を知るためには自分で自発的に調べる必要があります。

もしも学校の性教育できちんと授業をし、アフターピルの認知度がもっと高ければアフターピルによって中絶を免れることが出来た人はとても多いのではと推測されます。

ピルが普及しない理由としてはさらに世の中のピルを服用している人に対する認識が挙げられます。
海外ではピルを服用することは自分の身を守るための手段としてごく一般的なのですが、日本ではピルを飲んでいる女性に対しては性的な事に対してだらしない、または簡単にセックスさせてくれる女性だといったマイナスのイメージがついて回ります。

もう一つの理由として、入手が難しいことも考えられます。
海外では普通に市販されていますが、日本でピルは一般のドラッグストアなどでは市販されていません。
その為値段自体も普通の薬よりも高くなる傾向にあります。
入手の困難さと値段もピルをもっと日本で普及させるためにはクリアしていかなければいけない大きな問題です。

海外ではどれくらい普及しているのか?

ピルは海外ではどのくらい普及されているのでしょうか。
日本では男性側のコンドームによる避妊が世間一般的なのですが、海外ではむしろ逆で女性が自分の身は自分で守るといった考えが普通です。

日本と同じようにコンドームによる避妊に頼り切っているのは香港くらいで、ピルの普及率も日本とは比べ物にならないくらい高くなっています。
フランス、イギリス、アメリカなど海外の先進諸国はほとんどがピルによる避妊が一般的です。
特にフランスではピルの普及率が高く、40パーセント以上となっています。
逆に日本で主流となっている避妊方法であるコンドームの普及率は4パーセント前後でしかありません。
他の国を見るとドイツでは37パーセント、イギリスでも30パーセント近くの女性がピルを日常的に服用しています。
更に一線で活躍しているキャリアウーマンに限定すれば不要な妊娠によって仕事に穴を開けるわけにはいかないため、普及率はもっと高くなります。

海外では女性の地位が日本に比べるととても高いため、女性自身が自分は弱い存在、守ってもらうための存在という認識はありません。
ですから望まない妊娠は自分自身で防ぐ必要があるという考えなのです。

一方、日本でのピルの普及率はわずか1パーセントです。
ピルを服用している割合が高い人といえば風俗関係に勤務している女性に限定されるのではないでしょうか。
日本ではピルは副作用が酷いものとして認識されていることが多いです。
ですが誤った認識です。
現在処方されているピルは安全性が高く副作用を起こすことはほとんどありません。
日本でピルの普及率を上げるためには認知度を高め、間違った認識が改善する必要があるなど、まだまだ越えなければいけないハードルが多いです。

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