• ホーム
  • アフターピルの開発の歴史

アフターピルの開発の歴史

2020年01月29日

ピルには性行為前に計画的に服用するものと、性行為後に服用するアフターピルが存在します。
アフターピルは緊急避妊薬とも呼ばれ、避妊に失敗した場合などに利用されます。
ピルは1960年にアメリカで初めて認可されました。
認可当初に使用されていたのは高用量ピルです。
ピルには卵胞ホルモンと黄体ホルモンという2種類の女性ホルモンが含まれています。
高用量ピルは卵胞ホルモンが多く含まれており、胃腸障害や静脈血栓塞栓症などのリスクがあります。

1960年にアメリカでピルが認可された当初は高用量ピルが使用されていました。
高用量ピルは体への負担が大きいため、1973年には低用量ピルが開発されます。
日本で低用量ピルの使用が認可されたのは1999年のことです。
低用量ピルは含まれる女性ホルモンの量が少なく、体に負担をかけずに避妊ができます。
現在では低用量ピルが世界の主流となっています。
確実に避妊したい場合には、計画的な低用量ピルの服用が必要です。

アフターピルは性行為後に服用することで妊娠を防ぎます。
緊急避妊薬とも呼ばれるように、あくまで緊急事態に対処するために利用されます。
アフターピルの歴史は1970年代に遡ることができます。
1970年代から、ヨーロッパやアメリカではヤッペ法と呼ばれる緊急避妊法が行われていました。
ヤッペ法では卵胞ホルモンを50マイクログラム含むピルが使用されます。
ちなみに50マイクログラムを超えるものは高用量ピルと呼ばれます。
いずれも体への負担が大きいという特徴があります。

ヤッペ法では卵胞ホルモンを50マイクログラム含むピルを2錠と、吐き気止め薬1錠を12時間の間隔を置いて2回服用します。
この方法は体への負担が大きいため現在ではあまり行われておらず、新しい方法が主流となっています。
新しい方法では専用の緊急避妊薬を2錠、性行為後72時間以内に服用します。
アフターピルの避妊率は80%程度です。
低用量ピルを計画的に服用する方法であれば100%避妊できます。

ピルと山芋がどう関係しているのか?

ピルの歴史は1930年代のアメリカで始まりました。
現在広く流通しているピルには卵胞ホルモンと黄体ホルモンが含まれています。
1930年代に入るまでは、黄体ホルモンを量産することができずステロイドホルモンは非常に効果でした。
しかし1930年代にアメリカ人のステロイド研究者が、山芋に含まれるステロイド系サポゲニンの一種であるジオスゲニンから黄体ホルモンを大量に合成する方法を開発します。
1940年代にはジオスゲニンから黄体ホルモンを大量に生産する方法が開発されました。

アメリカ人のステロイド研究者が山芋に生理痛を和らげる大量の植物性ステロイドが含まれていることを発見したことが、ピルの歴史の始まりです。
アメリカでは1950年代半ばからピルの臨床試験が始まりました。
月経異常や子宮内膜症などの治療薬として先に承認され、1960年には卵胞ホルモンと黄体ホルモンを配合した医薬品が避妊薬として承認されます。
当初のピルはホルモンの含有量が多かったため体への負担も大きなものでしたが、1970年代には低用量ピルが開発されました。

アメリカ人のステロイド研究者が山芋から植物性ステロイドを発見するまではステロイドホルモンは高価でしたが、現在では誰もが安い価格でピルを利用できます。
低用量ピルを使用すれば、体にあまり負担をかけずに済みます。
緊急的な避妊方法であるアフターピルは1970年代から利用されており、現在では専用の緊急避妊薬を使用した方法が主流となっています。
新しいタイプのアフターピルは、ヤッペ法よりも体への負担を少なくできます。
また緊急避妊薬2錠を1回服用するだけで済むというメリットがあります。

ピル開発の歴史は山芋に含まれる植物性ステロイドの発見から始まりました。
現在では避妊以外にも生理周期の安定や生理痛の軽減など、月経に関する症状の治療目的に広くピルが利用されています。

関連記事
事後避妊でこれだけは避けたい、手術という方法

避妊は通常、性行為を行う時に妊娠しないようになんらかの対策をとることですが、性行為を行う時に間に合わなかった時には事後避妊といって、性行為終了後に行える方法で避妊することになります。事後避妊を行う時にはすでに女性の体の中に精子が入ってしまっているため、女性自身の体に何かの方法を行う必要が出てきて女性...

2019年12月20日
日本で低用量ピル、アフターピルが一般化しない理由

日本でピル、そしてアフターピルが一般化しない理由にはどのようなものがあるのでしょうか。ピルやアフターピルが一般化されない最も大きな理由として挙げられるのが、日本でピルが解禁された時期の遅さです。ピルは言うまでもなく服用する事によって妊娠をほぼ確実に防ぐことが出来ますが、性病を防ぐことができません。そ...

2019年11月12日
アフターピルはまとめ買いしておくべき?

モーニングアフターピルはセックスの翌朝飲むことから名前がつけられました。通常のピルと違って緊急避難的に妊娠を回避するための薬ですが、性交後に時間が経ってから服用するほど避妊効果は減少します。正しく使用した場合、性交後12時間以内であれば妊娠率は0.5%とされていますが、24時間以内だと1.5%になり...

2019年10月16日
アフターピルは何歳から飲んでいいのか?

アフターピルは避妊に失敗した際に使用する緊急措置的な避妊薬ですが、基本的には初潮を迎えている全ての女性が使用することができます。もちろん医師の診察を受けてから処方される薬ですが、年齢による制限を設けているところは少ないと思われます。医師が必要だと判断した時には、年齢がいくつであってもアフターピルの処...

2019年09月16日
アフターピルといったらジェネリックのアイピル

アフターピルと言えばジェネリック医薬品であるアイピルがおすすめです。一般に、日本の病院で処方されるアフターピルはノルレボです。しかし、病院で処方される分、ノルレボの購入には高い費用が必要となりますし、病院で処方してもらうためには病院に一度行く必要があります。一方、ノルレボのジェネリック医薬品であるア...

2019年07月24日
アフターピルの有効成分レボノルゲストレルの秘密

ピルの中にはレボノルゲストレルという有効成分が配合されており、これが排卵を生じなくさせるために受精することはなくなります。そのため、望まない妊娠が心配される性行為の後で摂取することで妊娠をしないようにコントロール出来るのです。注意点としては性行為の後72時間以内に使用する必要があるということです。時...

2019年08月13日
アフターピルの種類、ヤッぺ法とノルレボ法

アフターピルは日本語では緊急避妊薬とも呼ばれるもので妊娠の可能性があるセックスが行なわれたあとに服用することによって妊娠を阻止するというものです。基本的な作用としては21日間または28日間連続で服用する避妊薬と同様に女性ホルモンが含まれており、女性ホルモンを体内に吸収することで脳下垂体に影響して血中...

2019年09月01日
通販でアフターピルを買いたい!偽物を避けるには?

セックスというのは通常、子孫を増やすためにおこなう行為ですが、唯一人間だけがお互いの愛情を確認するため、または快感を得るためのみにセックスをおこないます。従ってセックスをして必ず子供が欲しいというわけではありません。そのために避妊をするのですが、運悪く避妊を失敗した場合や女性側の理解もないままに無理...

2019年07月08日
婦人科と通販、アフターピルの値段を比較!

日本で一般的な避妊方法といえばコンドームです。正しく使えば高い確率で妊娠を防ぐことが出来ますが100パーセントではありません。装着する時に爪をひっかけたり、コンドームそのものが劣化したりして挿入時に敗れた場合は当然避妊の効果は全くなくなります。そればかりか望まない妊娠を経験し、辛い思いをすることにな...

2019年06月25日